工業用ニッケルめっきProducts
工業用ニッケルめっきの概要
取引先からのご要望により1999年7月より新規設備を導入した。
				密着の良い、物性の良いめっき皮膜をつくる。
■ここでのめっきは電気ニッケルめっきである
				■厚付けを主眼としてめっき液等を調整してある
				■めっき厚は数十~200μm
特性
内部応力
内部応力とは
				めっきした時にめっき皮膜によって与えられる応力で引張応力と圧縮応力がある
				引張応力はめっきがはがれる様に働く応力で、圧縮応力はその逆である
				内部応力が大きいとめっき剥がれの原因になったり、割れを生じたり、その上に付けるめっきに悪影響を及ぼしたりする
				特にめっき厚が大きくなったときにはその影響が大きくなるので注意が必要である
内部応力の測定法
				簡易平均電着応力測定法とスパイラルコントラクトメータによる方法がある(JIS H8626)
				スパイラルコンタクトメータではスパイラル状の試料にめっきしてそのよじれを測定する
				当社で使用している簡易平均電着応力測定法は片面をマスキングした薄板にめっきをしてその反りを測って電着応力を測定する方法である
当社では
				簡易平均電着応力測定法により±20Kg/m㎡に管理している
測定例
				下の写真の開き具合とめっき厚を測定して所定の計算式により電着応力を計算する

設備
5000㍑、深さ2、2mのめっき槽--1槽